元町の歴史を紡ぐ
特集「元町の歴史を紡ぐ」切味乃家
切味乃家は、元町三丁目 海側、東側から6番目にあります。
「切味乃家」と書いて、「きれあじのいえ」と読みます。
戦後すぐに創業されたという、老舗の刃物専門店です。
「古くから変わっていない」という包装紙にも、
外壁の看板と同じ 裁縫用のハサミがデザインされていています。
お店には、古い時代の元町商店街の写真が飾られているのですが、
中には「切味乃家」の看板がありました。
戦後すぐの元町三丁目では、廂(ひさし)と二階部分の仕切りにジュラルミンという金属を使った時代があります。
当時は、「ジュラルミン街(ジュラ街)」と呼ばれていました。
その「ジュラ街」と呼ばれた時期を経て、現在はお隣りの風月堂さんと、
一つづきのレンガづかいの外装になっています。
とても元町らしい雰囲気を感じさせてくれる外観です。
店内は、さすが「刃物の専門店」。
量もバリエーションも、圧巻の品揃えです。
家庭用だけでなく、プロ向けの包丁もズラリ。
マーブル模様の美しい物や、まるで美術品のような彫りの入った物まで。
店名「切味の家」の銘が刻まれた包丁は、一際 光っています。
日本の刃物、特に包丁は海外でも評価が高く、お土産にしても喜ばれるそうです。
カスタムナイフも扱われています。
アウトドア好きに人気のシリーズもあります。
他にも植木用、盆栽用、裁縫用、美容師用など、様々な鋏(はさみ)があります。
「左手専用の刃物」シリーズ。
これだけのアイテムが揃っていれば、左利きの方は、とても喜ばれるはずです。
小物も充実しています。
ルーペが付いた便利な爪切りは、とても便利な一品。
刃物以外にも、楽しい商品がいくつもあります。
ユニークな「槍型」の耳かき。
食事用のハサミとナイフも扱われています。
指が不自由になられた方が開発されたという「スプンばし(箸)」は、
スプーンとフォークの機能を併せ持っている食事道具です。
ご年配の方やケガをされている方にも大変喜ばれているのだそうです。
使い方を見せていただきました。
握る形で「はさむ」「つかむ」「すくう」「刺す」等の動作が簡単に出来ます。
ケースも付いているので、プレゼントや、お見舞いにしても喜ばれそうですね。
こういった刃物以外の商品もたくさんあるので、見飽きません。
ぜひ、じっくり訪れたいお店です。
また、元町三丁目のHOWTOとして、切味乃家さんでは、刃物専門店のスペシャリストからうかがった包丁についての手ほどきを、お伺いしてきました。
プロにも家庭用にも幅広く対応する老舗店で、店内には美術品のような美しい刃物から、爪切りなどの実用品までバリエーション豊かに取り揃えられています。
SHOP DATA
切味乃家
住所:神戸市中央区元町通3-3-9
電話番号:078-331-3325
FAX:078-331-8797
営業時間: 11:00~18:30(定休日:水曜日)
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